自差修正
船内に置かれた磁気コンパスには、船体や船内の様々な鉄成分の影響を受けて、複雑な自差が生じます
自差修正とは、これらの船体磁界の影響を各要素に分解し、軟鉄によるものは軟鉄を用い、硬鉄によるものは永久磁石を用いて、船体の複雑な鉄器の影響を相殺させることで、船上の磁気コンパスが正しく地球磁気の北極を指すようにすることをいいます
自差の修正は、ISO国際標準規格により、資格のあるコンパスアジャスタ又は当該船舶の船長によって実施されなければならないとされています
また、その残存誤差は大型船では3度以内と定められ、少なくとも2年に一度は自差を測定し、規定値以内に修正しなければならないと規定されています
なお、自差修正は岸壁接岸中や係留中に実施することはできません。海上に出て船舶を2周程度旋回させながら、各方位における船舶の帯磁磁場と地球磁場との影響を測定し、修正します
<以下は港南海事の料金表です>
2024年4月1日~2025年3月31日適用
業務内容 最低 最高 定額
自差修正
基本料金 【08:00~17:00 4時間以内、一基】
日本籍船 1,000トン未満 ¥50,000 ¥70,000 ーー
日本籍船 1,000トン以上 ¥70,000 ¥100,000 ーー
外国籍船 ¥70,000 ¥150,000 ーー
修正コンパスの追加(同一船・一基) ¥20,000 ¥30,000 ーー
割増料金【基本料金に加算】
新造船初回修正料 ーーー ーーー 基本料金の30%
早朝割増し(08:00以前の修正) ーーー ーーー 基本料金の30%
夜間割増し(17:00以降の修正) ーーー ーーー 基本料金の30%
乗船後4時間を超える船内待機:1時間につき ¥5,000 ¥15,000 ーー
乗船2日以上の場合
夜間(17:00以降~翌08:00の修正) ¥20,000 ¥40,000 ーー
修正実施外の日(08:00~17:00) ¥30,000 ¥50,000 ーー
土曜、日曜、祝祭日の修正 ¥20,000
¥40,000 ーー
修正作業が困難または
特殊な修正法を必要とした場合 ーーー ーーー 基本料金の10%
異なる条件下で自差測定記録を
別に要求された場合 ーーー ーーー 基本料金の10%
付帯作業
摩擦検査 ¥10,000 ¥20,000 ーー
周期測定 ¥20,000 ¥40,000 ーー
気泡除去 ーーー ーーー 無料
取り消し、延期
取り消し(前日までの電話取り消しは含まない) ーーー ーーー 基本料金の50%
遠距離出張した後の取り消し ーーー ーーー 基本料金の100%
予定延期による待機料:1時間につき ¥5,000 ¥15,000 ーー
予定変更による翌日以降への延期 ーーー ーーー 基本料金の50%
旅費
交通費
東京23区、横浜市、川崎市 ーーー ーーー 無料
その他(日本全国、海外) ーーー ーーー 実費(通船含む)
出張日当
東京23区、横浜市、川崎市 ーーー ーーー 無料
その他神奈川県、千葉県、埼玉県 ーーー ーーー ¥5,000
その他日本全国 ーーー ーーー ¥10,000
海外 ーーー ーーー ¥30,000
宿泊費(早朝、夜半は半日) ¥15,000 実費 ーー
その他
1.日本で建造する新造外国船は、日本船扱いとなります
2.大改造等により磁気コンパスが新装された場合は初回修正扱いとなります
3.自差修正用具の補充その他取り付け材料及びその手間賃は別に料金を申し受けます
4.事前調査のご要望による作業は別途料金を申し受けます
ご相談・お見積りは初回1月間無料です。どうぞお気軽にご連絡下さい
東京23区、横浜市、川崎市へは無料で何度でもお伺いいたします
【事務所所在地】〒108-0075 東京都 港区 港南4丁目 6-4-602 JR 品川駅 徒歩14分 モノレール 天王洲アイル駅 徒歩5分
【電話・FAX】03-3472-1700
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